やっぱりね!

続き、

それは、マウンテンバイクのようなものでサイクリングなのです。

そのために私は5万円出して、それなりの自転車を購入したのである。

 

そして、いよいよ休みの日に待ち合わせ、当然、私は初心者。

上司はそれなりにキャリアを重ねている。

ただ、ひとまわりも違う年齢差、自転車ごときで・・・。

いや、いやこれが甘かった。

 

長く続く、坂道、ギヤチェンジのタイミングもコツがある。

当然、私はヘロヘロになった。

それでも意地でサドルから降りずに必死だった。

 

その上司は当然マイペースで坂を登りきっている。

そして、見上げると息も切れていない。

なぜ?うそやろって?感じでした。

何が違うのか?

 

アドバイスをもらったり、素直に聞いてみるが、どうも同じように出来ない。

歯がゆいばかりだった。

 

幾度となく、そんな場面があった。

ようやく、小休止。

私は、こんなことになるとは、全く予測していなかった。

うずくまるように座り込んだ。

上司が「ちょっと飲むか?」と水のはいったボトルを渡された。

水が必要になるなんても思っても見なかった。

私は、すべてをなめていたといえる。

 

ただ、この機会を通じて大きな発見があった。「やはり」あった。

アップダウンの道中、すべての上り坂で先に到達するその上司は、

私に声をかけてくれる、必ず励ましてくれるのである。

人としてのやさしさがある、これを自身で感じることが出来たのである。

 

人を理解するということは、全く知らない世界に飛び込み、

しんどい思いをし、そして、初めてわかる。

そのわかることが、私へのご褒美だったのでしょうね。よかった。

 

やさしい人であることがわかって、本当によかった。

その上司の方に御礼申し上げます。

そんな機会を持てたこと、チャレンジしたことすべてにありがとう。

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