成長を確信する瞬間

4月からはじまった、大阪電気通信大学、大手前大学、大阪樟蔭女子大学の

講義が無事終了。これから課題評価と報告の作業。

90分15回の時間を共にすると、やはり、情がわき最終講義などは

少なくとも私のほうは、寂しくなるのである。

「役にたったかな?」「わかってくれたのかな?」「これからの社会で活躍するのだから

がんばれよ!」という親心が・・・。

 

これからのために、何かのきっかけになればと思います。

そう願うばかりです。

なかなか自分の意見や思うことを人に伝えない、表現できない学生が

比較的多いように感じることもあるが、きっかけさえつくってあげれば、

わかって、できる学生も多いのも確かです。

 

私の最終講義は、ゲームのようなカードアンケートをします。

詳細は、割愛しますが、講義総括として

全員で講義の中で印象に残ったあるいは、勉強になった項目を書き出し、

点数化して全員で最後に共有するということをします。

他の人の気づきも知ることで色々な捉え方を学んでほしいのです。

 

そして、「大島へのメッセージ」を無記名で書いてもらいます。

感想でも、愚痴でも、後輩のために改善点でも自由です。

これがたいへんありがたいメッセージが多いのです。

ポジティブ、ネガティブな意見がそれぞれあります。(最後だし、無記名なので)

結構、正直なメッセージになっているような気がします。

感謝のことばもあれば、この科目とってよかった、また、先生の担当科目を履修したいなど、涙がでるようなありがたいメッセージがたくさん集まります。

すべては、これからの私の糧になり、このカードは私の宝です。

 

そして、教室を出て行くときに「先生、ありがとうございました。」というひと言を

言って出て行く学生もいる。

初回講義ではこちらが挨拶してもぼそぼそとしかものを言わなかった彼らが・・・。

慣れもあるだろうけど、成長していることは間違いないと確信する瞬間です。